2013年4月15日月曜日

エロと芸術




ランジェリーの仕事をしていると、エロ的な要素との絡みは多い。
HAVIENAのランジェリーはメインが総レースで透け感があるから、余計に。

私なりにエロ(ス)について思うことも考えるきっかけも多いので興味深いタイトル。

2月のレスリー・キー氏の逮捕の記憶も新しく行ってみた。

写真やtwitterでしか知らなかったけれど、壇上の彼は終始にこやかでpassionのある人だった。
彼の話を聞き、写真を見ていて、被写体に対する愛がすごく感じられた。

エロの表現は愛の表現の一部で「生きること」につながる強いエナジーの源。
だから被写体に対する愛のあるエロの表現は私たちの暮らしを生活を豊かにするものだと思う。
実際彼の写真は solid, cool, lovelyで 言語化しにくいけれど、美しく刺激を沢山与えてくれる。

写真、映像は写実性、や表現の即効性で特に検閲に関わりがちだけど、
それゆえに面白いアートなんだな。

もちろん感受性は個人や、年齢によっても異なるのでレイティングやゾーニングは有効と思う。

ただ、芸術性とわいせつ性についての議論というのはナンセンスだし、
(お互いは対極ではない)、社会におけるわいせつ性は時代とともに変わる。

だから、アーティストが逮捕されるというのは私個人はそんなに『罪』と思わない。

ただ、彼の場合は日本に来て20年だけど、シンガポール生まれの外国人だから
再度、こういう「わいせつ図画頒布」罪で捕らえられると、強制的に国外追放になるらしい。

日本人だと、そういうことにはならないけれど、
外国人ならではのハンデはこういうところにも存在するとは知らなかった。

でも彼はだからこそ日本にこだわり、この国でこういう表現をもっと自由にしたいといっていた。

トークショーの後、直接お話もできて、とても印象深い時間だった。







0 件のコメント:

コメントを投稿